なんのボーイズLOVE?
「頭は白いけれど、お前の引き出し空っぽじゃないか」って蜷川さんから言われたって書いてあった。笑
ズブの素人出身の高齢者にもビシビシ言いますな~、巨匠。笑
そんな今回の演目。
「リチャード二世」。
あー、あの「フ~ジコちゃん♪」のやつ?
...って、あれは「3世」!笑
なんか、シェークスピアのリメイクらしいよ。笑
いや実は、ばあちゃんが元気なのは勿論いいんだけど。
蜷川さんの方が入院しちゃったらしくてね。
ホントは蜷川さんの自伝的な舞台の「蜷の綿」っていう新作のスケジュールだったらしいんだけど、それが中止になったらしくてね。
その代作で、以前にやって評価の高かったらしいこの「リチャード二世」の再公演にしたんだって。
昼前にさいたま芸術劇場について、まずはサイゼで腹ごしらえ。笑
1時半からの4時半まで。
3時間の超大作の観劇に臨んだよ。笑
ゴールドシアターの高齢者劇団員だけじゃなくて、次世代のネクストシアターの若者たちとの共演。
まじめに本格的なヤツ。
舞台に特別興味がなくても、そこそこ楽しみ。笑
今回のばあちゃん、ど根性を認められたのかどうかは知らないけど。笑
まあまあの役をもらったらしくってね。
うーんと、主役のリチャード二世のお父さん(エドワード)の6番目の弟(グロスター侯爵)の夫人役。笑
まっ、「友達のお兄さんのツレが知ってる人が有名人なんだってー」くらいの役柄かな。笑
っても、セリフの苦手なばあちゃん、高齢者劇団ゴールドシアターの出演者の中では3、4番目の長いセリフをもらって苦労してた。笑
...でも、足はど根性で治したとは言っても、今年の正月は「かばいすぎたか、逆の足が痛くなってねー」と。
ヘルニアったかな。
そんなので大丈夫かなーと思ってたけど。
...ちょっと、ネタばれになるかも...だけどね。笑
ゴールドシアターの高齢者メンバーは、ほとんどが車椅子の乗っての演技だった。笑
しかもそれが、黒の留袖、紋付袴という姿。
そんなジジババ軍団が車椅子に乗って、ゴーーーーッって迫ってくるわけ。笑
コミカルっていうか、あっ、今の時代だな、じいちゃんばあちゃんの世の中って思った。笑
多少わずらっても、元気元気。笑
まあ何にしろ、これならばあちゃんが足を少々ビッコひいてても、大丈夫、安心だ。笑
それから。
わが家の娘たちに大ウケだったの。
それは、タンゴのリズムに乗ったダンス。
しかも、リチャード二世とその家臣たちが上半身脱いじゃって、足絡め合っちゃいながら踊る。笑
ビバリとルイ、あったでしょ。
あれあれ。笑
演出上は、たぶん...忠誠心を表してるのかな。笑
それより何より、理屈よりとにかく、危なオモロい。笑
わが家の娘どもミオミレイは、このシーンになるたびに肩を震わせて、必死に笑いをこらえてた。笑
...とまあ、そんなんが、世界の蜷川ワールドらしい。笑
全体を通じては、父からすれば、相変わらず難解だったけど、んでも、シェイクスピアっつーくらいでストーリーは明確だったから、まだ分かった方かな。笑
公演終了後、わが家を楽屋に呼んでくれたから、珍しいところ入れた。笑
たまたま、あの足を絡めて踊る役の男優が通ったから、
父が冗談で、「あっ、タンゴ踊ってもらっちゃおっかなー」っつったら、
娘ども、「全然似合わない、第一、足が短いから絡まないでしょ」だと、失礼な。笑
「今度、この演目でルーマニアに招待されて、公演に行ってくるのよ~」って、ばあちゃん、楽しそう。笑
へー、この間パリ公演も行ってきたけど、今度は東欧なのね。
そんなのを励みに、ますますリハビリがんばってねー、ばあちゃん。笑
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